台湾企業が世界に進出する”躍進”が堅調です。

日本への投資額は、2023年までの3年間で1兆1883億円。

わずか3年で、2020年までの68年間に匹敵し、大きく伸びました。

その中心になっているのが半導体関連企業です。

一方、日本企業が得意とする金属加工分野で日本に輸出する企業も出てきました。

日本への投資熱と輸出を支えているものは何なのか、現地で取材しました。

半導体生産ラインで活躍する小型ロボットを製造「TOYO」

台湾の南部に位置する台南。

訪れたのは、産業用ロボットメーカーのTOYOです。

半導体や自動車の生産ラインで使用する小型ロボットを製造・販売しています。

TOYO AUTOMATION 日本担当 三浦隆一さん
「電動アクチュエータというものを主に生産しております」

電動アクチュエータとは、主に半導体の生産ラインで部品などを運ぶ小型ロボット。

半導体産業の発展とともに急成長しています。

TOYO AUTOMATION 日本担当 三浦隆一さん
「半導体の工程はどれくらいあるかというと、前工程、後工程とあるんですが、その工程の中でも何十種類という工程があるので、その工程の中で動くところがあれば、使っていただいています」

その技術は、わたしたちの身近なところにも・・・

TOYO AUTOMATION 日本担当 三浦隆一さん
「いま(今年8月現在)、iPhone16までの製造ラインにTOYO製品がすべて使われています」

半導体、家電、自動車。あらゆる生産ラインでTOYOの技術が活躍しています。