福岡県久留米市は17日、50代の男性職員を停職1年の懲戒処分としました。男性職員は、今年1月に福岡県那珂川市の交差点で横断中の歩行者をはねて死亡させ有罪判決を受けています。
停職1年の懲戒処分を受けたのは、久留米市の50代の男性職員です。
男性職員は今年1月14日、福岡県那珂川市の交差点で横断中の女性(当時56)をはねて死亡させました。
福岡地裁は今月6日、過失運転致死の罪に問われた男性職員に対し、「歩行者等の有無やその安全を怠った」と指摘したうえで「被告人は本件を深く悔いていることがうかがえる」として禁錮1年6か月執行猶予3年の有罪判決を言い渡しています。
有罪判決と停職1年の懲戒処分を受けた男性職員は「被害者の方とご遺族様に大きく深い苦しみを与えてしまいました」「自分の犯した罪を絶えず意識して、後悔と反省の日々を過ごしています」などと話しているということです。
久留米市の原口新五市長は「本市職員が起こした交通事故により、亡くなられた方に心からご冥福をお祈りしますとともに、ご遺族様に対し謹んでお悔やみ申し上げます。今回の事案を厳粛に受け止め交通法規の遵守及び交通安全について、より一層の徹底を図り、再発防止に努めてまいります」とコメントしています。