福岡県須恵町の中学校に勤務する66歳の男が、偽造された教員免許状の写しを提出したとして逮捕された事件です。男が今年3月まで篠栗町の小学校で働いていたとみられることがわかりました。

この事件は今年1月下旬、須恵町の中学校で補助教員を務める近藤正仁容疑者が自身の採用時に偽造された教員免許状の写しを提出したとして逮捕・送検されたものです。

関係者によりますと、近藤容疑者が須恵町に隣接する篠栗町の小学校で特別支援学級の教育支援員として勤務していたことが新たに分かりました。

篠栗町教育委員会によりますと今年3月までの4年間同姓同名の人物が勤務していたということです。
この支援員は教室や学校を飛び出してしまった児童の安全確保などに従事していました。
ただ、支援員の採用は民間企業に委託しておりこの職種では教員免許は必要とされていませんでした。

町教委は支援員の採用について「教員免許を必要とすると人が集まらず児童の安全確保のために免許を不要にした」としています。