少子化でも市場拡大成長のカギは「キダルト」

少子化が進む中でもおもちゃ業界は好調です。市場規模は2019年度から右肩上がりで、2023年度は初の1兆円超え。

昨年度は1兆992億円となり、調査開始以降、過去最高を更新しました。

なぜ今、成長し続けているのでしょうか。

雑貨店「キャンパス」担当者
「平成のブームとかが来ているのでアイロンビーズとかが懐かしかったりするので。結構上の世代の方が多いイメージがあります」


市場を広げているのは、子供ではなく、大人たち。

キッズとアダルトを組み合わせた「キダルト」は経済力のある消費者層として、おもちゃ市場を牽引しています。

RKB 武田伊央 アナウンサー
「あー懐かしい、シルバニア、姉が持っていて自分の分がなかったんですよね、今見ると本当に欲しくなりますね」


エポック社 音納和典さん
「今までは小さなお子さんがメインでしたが、そこからキダルト層と言われる大人の方々がおもちゃを買われるようになってて拡大していっています」

インバウンド需要も市場を牽引

また、もう一つの柱は「インバウンド」。

ポケモンなどのキャラクターグッズやご当地アイテム、海外でも人気のたまごっちなど外国人観光客がお土産として購入する機会が増えているということです。

大人も子どもも、さらに海外からの観光客も取り込んでおもちゃ市場はさらに拡大しそうです。

主催したカワダ 松本智子さん
「幅広い年齢層の方に遊びだけじゃなくて、癒やしや学びや趣味、色んなところでおもちゃを手に取っていただいて、楽しい時間を過ごすためにおもちゃを取り入れていっていただけたら」