こども家庭庁は卵子凍結にかかる一部費用を助成するモデル事業を始めるとして、関連費用を来年度予算案の概算要求に盛り込みました。

将来の妊娠・出産に備える『卵子凍結』を希望する女性は年々、増えています。

福岡市に住む30代の女性もそのひとり。「将来、子供がほしい」と、卵子凍結を選択しました。

一方、費用は保険適用外で、全額自己負担。それでも決断した背景には、どんな思いがあったのでしょうか。

「卵子凍結は35歳くらいの時から考えはじめた」

福岡市で美容サロンを営むAさん、36歳。親友の出産や、結婚を考えていた交際相手との別れを経験し、卵子凍結を決意しました。

美容サロン経営 Aさん(36)
「卵子凍結は35歳くらいのときから考えはじめました。それまでにずっと不安に悩んでて葛藤したんですけど、決めたらもうやるぞって感じでした。子供が好きなのもありますけど親にも孫の顔をみせたいなと思いました」