8月に九州北部を襲った記録的な大雨からまもなく3週間が経とうとしています。

そんな中、被災した福岡県福津市の農園では、地元の中学生や高校生たちが畑の再生に力を注いでいます。

田畑に甚大な被害地元の中高生らが復旧を手助け

RKB 武田華奈 リポーター「午前中から立っているだけで汗が噴き出るような暑さのなか、みなさん手作業で石拾いを進めています」

30日、地元のボランティアによる復旧作業が行われたのは、福岡県福津市のくわの農園です。

8月9日からの記録的な大雨により、くわの農園では、収穫期を迎えた田んぼや、畑に土砂が流入し、甚大な被害を受けました。

特に、キャベツ畑は深さ2mほど大きくえぐられ、どこから手をつけたらいいのか分からないような状況でした。

そのキャベツ畑に、福間東中学校、光陵高校、九州産業大学、そして商工会の青年部など、約280人のボランティアが復旧作業のために集まったのです。

くわの農園 桑野由美さん「キャベツを植えるための機械があるんですね。その機械を入れるためには石があってはいけないので、2センチ角ぐらいまでの石を皆さんには拾っていって欲しいなって思っています」

参加者たちは、畑の石を取り除いたり、流出した土を埋め戻すための土のうを運び込んだりする作業を行いました。