手向けられた花、そして祈り

あの日から19年、3人が亡くなった橋には花や飲み物などが手向けられ市民が祈りを捧げていました。
飲酒運転による悲惨な事故をなくすために、大上さんは未来の世代に強く訴えます。
大上かおりさん
「飲酒運転っていうのは自ら、自分が選んで犯している犯罪なんです。海の中道大橋でこんなにむごい死を迎えなければいけなかったその原因が飲酒運転なんです。こんなことで尊い命が絶対に奪われてはいけません。未来が奪われてはいけません。生きていく喜びや希望が奪われてはいけません。皆さんは自分の意思で飲酒運転をしないことを選べる大人になってほしいなと思います」

幼い3人のきょうだいが命に代えて残した悲しみのメッセージを風化させないために。
大上さんは飲酒運転のない世の中の実現を目指して訴え続けます。
7月11日に博多高校(福岡市東区)で開催された大上かおりさんの初めての講演会(全文)
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