福岡市の小学校の給食で、おかずが唐揚げ1個だったことに批判が相次いだ問題です。
市の教育委員会は給食のメニューに民間のアイデアを取り入れるプロジェクトチームを立ち上げ、初の会合を開きました。

4日、福岡市中央区の舞鶴小・中学校に集まったのは、市の教育委員会が立ち上げた「もっとおいしい給食プロジェクト」のメンバーです。
JAや漁協の担当者のほか、料理研究家や飲食店経営者が選ばれています。

福岡市の小学校の給食をめぐっては、今年4月、主菜が唐揚げ1個の献立の画像がSNSに掲載され「少なすぎる」と批判が相次いでいました。

プロジェクトのメンバーは教室で児童の給食の様子を見学した後、4日のメニューを試食しました。

料理研究家 SHIMAさん
「おいしいです。とっても」
「毎日食べに来たい」

割烹よし田 吉田泰三 社長
「手間をかければおいしいものは作れるけれども、時短で早く出さなければいけない。作る側の大変さもよくわかるので」
意見交換では、「旬の野菜を取り入れる」ことや「器を工夫することで見た目も改善される」などの提案がありました。
市教委は、来月にも2回目の会合を開く予定で、「改善できる部分は速やかに改善していきたい」と話しています。