◆低迷する子供のワクチン接種、発熱率は約2割
福岡市によりますと5歳から11歳でワクチンを2回接種したのは10.6%にとどまっています(今月7日時点)。11日から乳幼児を対象にした接種を始まる福岡歯科大学医科歯科総合病院に聞きました。

福岡歯科大学医科歯科総合病院予防接種センター・岡田賢司センター長:
「治験などのデータを見ると乳幼児のワクチンの有効率は約7割くらいあります。副反応はワクチンの量(抗原量)が大人と比べて10分の1の量なので、乳幼児の発熱率は多く見積もっても2割弱です。乳幼児はマスクがつけられず、唯一できる予防策がワクチンです。希望する方は接種できる体制を行政が整えないといけません」
乳幼児は、手を口に入れたりマスクが使えなかったりするため感染対策が難しいと言われています。岡田医師は基幹病院だけでなく、地域のかかりつけ医でも接種ができるように早く体制を整えるべきだと話します。
乳幼児のワクチン接種は福岡県北九州市が14日から、久留米市は予約の状況をみて実施する予定です。







