◆今年9月プロのボートレーサーに
28歳にして人生の再スタートを切ります。養成所生活は、時間が分単位で管理される厳しいものでした。

ボートレーサー養成所 高野誠教官「危険を伴う競技でありますから、自分の命だけでなく他人の命もかかっていますので、ルールを守るとかそういった部分で厳しくなってしまう」
50人以上いた同期は、1年間で半分以下に減少。その中で野田さんは6度の試験を突破し、今年9月に晴れてプロのボートレーサーになりました。
◆デビュー戦当日、球界からエール
そして、デビュー戦当日。新人レーサーは、先輩のボートの準備を手伝うのも仕事の一つ。朝から大忙しで緊張する暇もありません。そんな野田さんに球界からエールが届きました。

ホークス 千賀滉大投手「『レーサーになったら買わせてもらいます』って連絡を送りました。
プロ野球時代から親交があった千賀投手は自身のツイッターで、「野田くんがんばれ!」と投稿。さらには…なんと、同じ福岡県出身の新庄剛志ビッグボスからの祝い花が。「プロ野球界の代表として圧倒的な走りをみせつけろ!」新庄さんらしい熱いメッセージが届けられました。
球界からの後押しを受け、いよいよその時が近づきます。
◆いよいよデビュー戦

レース実況「6コース、きょうがデビュー戦です。野田昇吾、埼玉西武ライオンズからボートレーサーに転身。6コースからスタートです」
一番手前・緑のボートが野田さん。うまくスタートを切りました。
レース実況「真ん中を割ってきたのは6番の野田。野田が2番手争いまで持ち込んできました」
1つ目のターンを見事に決め、一気に2位まで浮上します。ところが、相手は百戦錬磨の先輩たち。2つ目のターンで弾かれてしまいます。それでも、何とか食らいつきますが…デビュー戦は4位でフィニッシュしました。
野田昇吾さん「養成所と違って、またプロの世界でこうして走ることができたので、今はものすごくレベルの高さを感じています」
そして、この後うれしいサプライズが…







