博多大丸営業2部 橋本修さん「モノの値段が日常使いの物まで上がってきている中で、生活に便利な物、手助けになる物を贈る傾向がある。今のギフトのセットの価格もなんとか維持はしているものの原材料高もあるので、今後価格がどのように動くかは注意して見る必要がある」

来店客「やっぱり食料品。日用品ですよね。あっても全然困らない」
◆百貨店の営業スタイルも変化
最近は、企業でもお歳暮などをやめるところが増えていますが、新型コロナの影響などで百貨店の営業スタイルも時代とともに大きく変わっています。

今から約30年前、百貨店は「ローラー作戦」と題し、社員が自転車に乗って家庭や企業を回り、お歳暮の注文を取っていたところもありました。
「がんばるぞ!おー!」「がんばるぞ!おー!」

これは1995年のニュース映像です。北九州市の百貨店「井筒屋」は、お歳暮など歳末商戦が始まる前に、従業員とその家族を集めレクリエーションを兼ねた決起大会を開いていました。百貨店にとって年末の売り上げを大きく左右するお歳暮商戦、井筒屋は出発式を開き従業員を激励するなど、社を挙げた一大イベントとなっていました。

◆お歳暮を贈らない人も増える
その後、インターネットを使ったオンラインショッピングが普及し、自宅でも簡単に注文できるようになりました。新型コロナの感染拡大によりネット注文はさらに増え、「巣ごもり需要」を意識した商品も売り上げを伸ばしました。その一方で、企業の経費削減や家計の見直し、時代の変化などによって、お歳暮を贈らないという人も増えています。








