今年も残すところ2か月あまりとなり、福岡県内の百貨店でも早いところではお歳暮の店頭受付が始まりました。百貨店にとってお歳暮商戦は、年末の売り上げを左右するだけに力も入りますが、今年は物価高などの影響で人気商品の傾向に変化が出ているようです。
◆物価高で“家計は厳しいが…”

福岡市天神の大丸福岡天神店は26日、県内の百貨店では最も早くお歳暮ギフトセンターを開設しました。
来店客「お正月だから、お酒とか干物とか」
定番のビールやハムのほか、九州の特産品を扱った商品など約1600点を並べています。毎年恒例の光景ですが、来場した人に話を聞いてみると、今年は身の回りのあらゆるものが値上がりする中で、家計が厳しいとぼやく声も聞かれました。

来店客「家計は厳しいです。お付き合いの分だけを絞りに絞ってやっている」付き合いもあるので、例年と同じ値段の範囲内で選んだ」
止まらない円安と物価高。9月の全国消費者物価指数は、去年より3.0%上昇していて、消費税増税の影響を除くと、3パーセント台になるのは約31年ぶりと歴史的な上昇幅を記録しています。

◆調味料や油などに注目
こうした中、今年のお歳暮商品は生活に欠かせない調味料や油、飲料など毎日使う日用品に注目が集まっています。








