◆コロナ対策で負担増


RKB小畠健太「多くの方が利用しているデイサービスの施設ですが、コロナの対策として、常時この窓を開けて換気しているということです」

換気のため、窓を開けっぱなしで室温管理をしなければならず、エアコンは年中つけっぱなしです。

デイサービスセンター都の杜管理者 石井朱實さん「扇風機、サーキュレーターをずっと常時つけっぱなし。だから真夏でも暑いですね、熱風が来ますので。扇風機とかうちわとかでしのぎました」
Q.その分費用がかかっているわけですよね?
「かかっています。非常に高いです」

◆物価高が追い打ち

さらに……。入浴介助のサービス。1日に20人前後が利用します。


(Q.お湯を全部替える?)
介護職員平岡由紀さん「一人ひとり替えます。1人入ったら(せんを)抜いて、上がって、入れて、みたいな感じです。清潔に保つために入ってるから、入れ替えですよね」

換気や空調、入浴と様々な場面で電気代は、コロナ禍前の約1.5倍にまで膨らんでいます。また、利用者の送迎や訪問介護の際にかかるガソリン代も高騰しています。

フジケア 白木裕子社長「物価高騰については、今のところ何ら補填はありません。間接費、消耗品の値上がりは、本当に経営そのものをかなり圧迫するような状況になっていると思います」