高齢化社会を支える介護施設が、燃料高や物価高で窮地に立たされています。
◆デイサービス「すごく助かってます」
北九州市小倉北区にある複合型介護施設「都の杜」。有料老人ホームのほか、デイサービスや訪問介護など様々なサービスを提供しています。

村上弘子さん「母はアルツハイマーなんですけど、日中みんな仕事があっていないので。心配ですよね、置いてけないので。本当にデイがあってすごく助かってます」
母の三浦房子さん「いいところですよ」
◆新型コロナで状況一変
要介護者とその家族を支えている介護施設ですが、その様子は「新型コロナの流行で一変した」と施設の責任者は話します。

フジケア 白木裕子社長「今、感染対策のために、毎朝全員お熱を測ったり、お昼も、帰る時も、1日3回健康観察をしないといけない。利用者さんが触るところは全部アルコール消毒をしています。もうかなりスタッフの身体的負担もかかっていると思います」
感染対策は、スタッフの身体的な負担だけでなく、施設の運営費にも重くのしかかっています。