九州電力は30日、2024年度の決算は夏の猛暑や冬の低温などの影響で増収減益だったと発表しました。一方、西部ガスは9期ぶりの減収増益となっています。

九州電力によりますと2024年度は猛暑や厳冬に伴う冷暖房需要などで小売販売電力量などが伸びました。

グループ全体の売り上げは、2兆3568億円で、2期ぶりの増収となりました。連結決算を始めた1994年度以降、最高の売り上げです。

一方、燃料費調整の期ずれや卸電力取引価格の変動などの影響で経常利益、当期純利益ともに2期ぶりの減益となりました。

2025年度については、気温が平年並みに推移することを想定して減収減益としています。

西部ガスは2015年度以来9期ぶりの減収増益となりました。

売り上げは、原料費調整によるガス料金単価の下方調整の影響などでおよそ2544億円と売上高が減少しました。

利益面ではひびきLNG基地の減価償却費が減少して売上原価が減少したことで経常利益、当期純利益ともに増益となっています。

2025年度の業績予想は増収増益を見込んでいます。