JR九州高速船と前の社長らが関与したとみられる浸水隠ぺい事件の舞台となった高速船「クイーンビートル」が韓国・釜山の旅客運送会社に売却されることが決まりました。
JR九州は17日、JR九州高速船が所有する「クイーンビートル」を韓国・釜山の「パンスターラインドットコム」に売却すると発表しました。
「パンスターラインドットコム」は、クルーズや外航旅客運送事業を営む会社で釜山~対馬や釜山~大阪航路で船舶事業を運営しています。
「クイーンビートル」の引き渡しは今年5月を予定しているということです。
「クイーンビートル」をめぐっては4月9日、JR九州高速船と田中渉前社長ら社員8人が国から「安全確保命令」が出たにもかかわらず、浸水が発生したのを隠して運航を継続したなどの疑いで書類送検されています。