園児が送迎バスの車内に取り残されて死亡する事件が、福岡県中間市などで起きたことを受けて、小郡市の保育園では、園児がいざという時に助けを求めるための練習が行われました。


◆バスのクラクション鳴らす練習
警察官「おしりで長く鳴らす練習をしてみましょう」
園児「プー」

21日午後、小郡市の光桂寺味坂保育園では、園児がバスに取り残された場合を想定して、バスのクラクションを鳴らす練習が行われました。
これは、福岡県中間市と静岡県で通園バスに園児が置き去りにされ、死亡した事件を受けて実施されたものです。


◆レバー引きドアを開ける方法も
バスに閉じ込められた時に、車内のレバーを引いてドアを開ける方法なども園児たちに伝えました。

光桂寺味坂保育園 廣瀬崇園長「日頃からじっとしておくのではなくて、自分から声を出していくとか相手に知らせる大切さは学んでほしいです」

園の送迎バスをめぐって、政府は来年4月から安全装置の設置を義務づける緊急対策をとりまとめています。