福岡市で開催されているTBSドキュメンタリー映画祭で30日、RKB製作の映画「巣鴨日記 あるBC級戦犯の生涯」が上映されました。

福岡市のキノシネマ天神で上映された「巣鴨日記 あるBC級戦犯の生涯」は、戦後80年企画として製作されました。

福岡大空襲で母を失い、翌日、B29に搭乗していたアメリカ兵を殺害した冬至堅太郎(とうじ・けんたろう)さんの日記を軸にスガモプリズンでの日々や戦後の生き様を描いています。

●RKB 大村由紀子 監督「貴重な証言を残していただいて、映画にすればずっとみなさんに観ていただけるものになりましたので、ご協力いただいた方の声をこの映画でお伝えできればいいなと思っております」

上映後、登壇した冬至堅太郎さんの三男・克也さんは、「父や母だけではなく、あの時代の国民一人ひとりが物語を持っている。みなさんには平和を維持する難しさを常に肝に銘じてほしい」と語りました。

「巣鴨日記 あるBC級戦犯の生涯」は4月6日にもキノシネマ天神で上映されます。