旧豊前国に春を告げる「お田植祭」が29日、福岡県豊前市の求菩提山で執り行われました。
求菩提山で行われた「お田植祭」は春に田んぼのあぜを作って秋の豊かな収穫に感謝するまでを一連の所作として表現して、あらかじめ秋の五穀豊穣を願う福岡県の無形民俗文化財です。
田植えの前に田んぼを平らに整える「代かき」では、張りぼての牛が作業に当たるシーンがユーモラスに表現されます。
早乙女が植えた稲は、秋に大きな収穫をもたらします。
豊かな実りをもたらした田を、全員が「ホー」と声を上げて、ほめあげると、豊前地方には春がやってきます。