福岡県筑紫野市の市議会議員が同僚の市議に対してハラスメント行為を繰り返したとされる問題で、市議会では26日、辞職勧告決議案が提出され、全会一致で可決されました。

筑紫野市議会では26日、田中允市議に対する辞職勧告決議案が提出されました。
関係者などによりますと、田中市議は、同僚の市議に対して「子供を産めない女は欠陥」と発言したり肩や腰を触ったりしたということで、市議会は12件のハラスメント行為を認定しています。

筑紫野市 田中允 市議
「深く反省しております。これからは自分を律しながら市民のために尽くしてまいりたい」
田中市議は謝罪したものの、採決の結果、辞職勧告決議案は全会一致で可決されました。
ただ、法的な拘束力はなく、田中市議は、辞職しない考えを示しています。
筑紫野市 田中允 市議
「謙虚に律しながら続けてまいりたい」
これに対し、赤司泰一議長は「重く受け止めていただき、田中議員は自ら職を辞すべき」と話しています。