福岡市は、市内に住む30代の男性がはしかに感染したと発表しました。男性に海外渡航歴はありません。市内ではしかの感染が確認されたのは3年ぶりです。
医療機関の受診3か所「はしか」感染を確認
はしかに感染したのは福岡市在住の30代の男性です。
市によりますと男性は、16日に39℃を超える発熱と咳が出たため2日後に市内の医療機関を受診。
インフルエンザとコロナの検査はしましたがはしかの検査は実施しませんでした。
20日は発熱と咳に加えて発疹の症状も出たため、翌日の21日に市内の別の医療機関を受診しましたが、この日もはしかの検査は行われませんでした。
症状が続いたため、男性は24日に3か所目となる市内の別の医療機関を受診。ここで初めてはしかの検査が実施され感染が分かったということです。
海外渡航歴なし
男性に海外渡航歴はなく、ワクチンの接種歴は不明だということです。
感染可能期間(症状が出る1日前~解熱後3日程度)に公共交通機関の利用はないということです。
福岡市は、男性への健康調査、疫学調査を実施するとともに、医療機関などで男性と接触した人を対象に健康観察を続けています。
はしか疑われる場合は公共交通機関利用しないで
福岡市内ではしかの感染が確認されるのは3年ぶりで、市は「はしかの感染が疑われる場合は事前に医療機関に連絡して受診してほしい。受診の際には公共交通機関等の利用は控えてほしい」と呼びかけています。