引っ越し業者「1日に40件受けられなくなった」

今年の3月は早めに動いていても予約をとるのが難しい状況になっているそうです。
その要因の1つがいわゆる2024年問題です。
去年4月から労働時間の上限が運送業界にも適用されたことで、トラックドライバーが稼働できる時間が減り、1日に対応できる引っ越し件数が減少しています。
去年4月に適用されたため、3月の引っ越しシーズンに影響を受けるのは今年が初めてです。

スタイル引越センター 白川淳社長「今まで4件、5件やっていたのを少なくとも、1チーム1件ずつは減らしていかないと、時間の超過になってしまう。40チームぐらい出ていますので、全てのチームで1件ずつ減らすと、1日あたり40件ぐらいの引っ越し件数が減少してしまう、お受けできなくなってしまうという状況になっています」
問い合わせの9割「断っている」

予約を受け付ける事務所では、およそ30人のスタッフが電話対応しています。
電話対応するスタッフ「おかげさまで、たいへん3月が繁忙期で満車の状況を迎えております。今、現状では、お客様にお力になれないんですけれども・・・」
2月以降、1日の問い合わせ件数は500件から600件。
そのうち9割は条件が合わず、断っている状況だといいます。
引っ越し料金が高い繁忙期を避けようとする相談も増えています。
Q.今、どういうお問い合わせ?
電話対応スタッフ「4月の20日以降の方ですね。多分まだその時期も高いと思っていらっしゃるので、早めに見積もり予約取れますか?っていうお問い合わせでした。」