「淡麗、辛口に仕上がった」原酒
午前6時すぎ、集まった小売店の人たちに今年の出来が伝えられます。
小林酒造本店杜氏 石蔵利輔さん
「味わいとしては淡麗、辛口の方で仕上がったのかなと思います」

出来たあがったばかりの原酒は無病息災や商売繁盛を祈願して小売店に運ばれていきました。

高橋酒店 高橋佑吉さん
「やっぱり、立春っていうのがいいですよね。年の変わりなんで、疫病退散とか益々繁盛とか願ったお酒って少ないんで、そういうのは毎年楽しみにしていただいてるお客さんばっかりです」
「この日を楽しみにしている」予約客が来店

午前9時すぎには、立春朝搾りを求めるお客さんがやってきました。
来店客
「この日を楽しみにしております」「2本予約してたやろ?」
「立春朝搾り?」「あ、いいねえ」「はい」「取りに行ってきました、きょうも今年も」「ありがとう」
「うん、おいしい」「優しいね、香りもいいしね」

まだまだ寒さが続く時期ですが立春搾りという言葉に気分だけでも春めきたいというファンも少なくないようです。