今度はアグレッシブな試合運びを

監督は就任2年目に向けて、どんなビジョンを描いているのか。「今年、守備は上手くいったところが多かったが、得点が中々奪えなかったので、そこに時間をかけなければいけないと思う。得点が多く取れるようなアグレッシブな試合運びをするためにはどうすればいいのか、今考えている」

強みはさらに強化し、課題の改善に取り組んでいくということだろうか。

2025年に向け早い編成の動き

以前監督は、続投が決まった直後に話を伺った際、こんな話をしていた。「2024年はシーズン直前に来たので、チーム作りの時間が足りていなかった。続投となることで、編成面での希望もある程度はクラブに伝えられるし、キャンプからしっかりチームを作っていくことができる」と。

現時点で発表されている来季の新加入選手は12人(12月25日時点)。各ポジション満遍なく選手を獲得し、リーグの中でも随一といっていい早さで編成を進めている。

苦汁をのみながら、確かな手ごたえも掴んだ2024年。来季に向けての戦いは、すでに始まっている。

RKB毎日放送アナウンサー 井口謙