史上最難関のコース 39キロ地点に凱旋門

パリのコースはパラリンピック史上、最難関だと言われている。

道下美里選手「ジェットコースのようなアップダウンや、コース上には靴がはまってしまうような割れ目があります。路面の悪さは、視覚障がいランナーにとっては本当に厳しい。だからこそ、一つ一つに丁寧に対応しながら、最後はペースを上げるようなレースにしたい」

コースには、夫・孝幸さんから愛の言葉を受け取った凱旋門も、含まれている。

道下美里選手は、「終盤で一番苦しくなる39キロ地点には思い出の凱旋門があるので、パワーをもらえるはず。レース当日は、沿道から夫・孝幸さんやチーム道下の声援もあると思うので、自分らしい走りをしてメダルをつかみたい」と意気込んだ。

銅メダル「飛び跳ねて抱き合いました」

そして、迎えたパリの舞台。道下選手は、繰り上げで銅メダルを獲得した。

道下美里選手「みんなで飛び跳ねて抱き合いました。レースは何が起こるかわからないので、絶対あきらめないという思いで前の選手にくらいついていけたことが大きかった。夫、孝幸さんと新しい思い出を作ろうねって言ってパリにきたので、すごく嬉しいです。」

RKB毎日放送 アナウンサー 宮脇憲一