●新しょうが

放生会の露天で目につく「新生姜」。諸説あるようですが、筥崎宮の後藤学権禰宜に話を伺ったところ、まず「箱崎は昔生姜畑があって、放生会の時に季節ものの新生姜を皆がお土産に買って帰っていたから」ということと、「“黒田官兵衛が有岡城に幽閉された際、大変お世話になったのが当時牢番であった加藤重徳であった。
その後、官兵衛が放生会に参拝した折りに重徳と23~24年振りに再会した。その際、重徳が屋敷内に栽培していた生姜を葉がついたまま引き抜いて手土産として渡した”という出来事を旧恩に対しての証として、また近所近辺の作柄にヒットしてか、新生姜を放生・報恩感謝の証として買い求めるようになった」との説があるそうです。

まだまだ残暑が厳しい季節なので、縁起物としてお土産に新生姜を買って、甘酢漬けやショウガご飯、ジンジャーシロップなどをつくるのもおすすめです。放生会と旬の新生姜で、秋の訪れを感じることができます。もちろん、“放生会に行ってきたよ”とご近所さんへのお土産にも。
●社日餅(やきもち)

筥崎宮名物の社日餅(やきもち)は、白餅とよもぎ餅の二種類があります。昔ながらの素朴な味で、外はもちもちで中は甘さ控えめの粒あん。社日餅(やきもち)は筥箱崎宮本殿鳥居に近い参道の露店堀屋のみで販売しています。
●露天(飲食編)

露天の食べ物といえば粉もの!たこ焼きやお好み焼き、焼きそば、イカ焼きやとうもろこし焼きなど定番のお祭りグルメが並びますが、どの店も価格はほぼ変わりませんので、目についた露天で買って食べるところを探すのがおすすめです。
<おかず系>

たこ焼き

焼鳥

イカ焼き

チーズハットグ
<スイーツ系>

お団子

チョコバナナ

りんご飴・フルーツ飴

かき氷

綿あめ

カステラ
筥崎宮放生会の露天は700を超え、全長1キロにも及ぶ参道に所狭しと並んでいますので、一回りするのも一苦労です。ゆっくり露天をめぐりながら気になった食べ物があったら、買うかどうかの判断はお早めに!