10代で死を覚悟して書いた手紙

1943年12月、正直さんはマレー半島の部隊に配属されます。
この時、正直さんが母親宛に書いた手紙が7月、「北九州市平和のまちミュージアム」で公開されました。

【母親宛ての手紙】
「母さん御安心下さい。正直は必ず勇奮健闘します」
「御母さんのご健康を祈ります」

北九州市平和のまちミュージアム 小倉徳彦 学芸員
「若い10代、自分の家族、妻や子供はいないということで、お父様はすでに亡くなられていたようですけど、お母様宛に書かれた。南方の部隊に配属になった時に南方に行く直前に書いたもの。激戦地ですので、10代後半の若い少年兵が自分の戦死を覚悟して書いた」