毎年100万円単位の送金

そして2004年ごろから辻和美被告は、岡村被告に頼まれて、岡村被告とその息子と娘に送金するようになった。去年までの19年間でその額は5803万6996円に上るという。毎年100万円単位で送金が行われていた。

ホームレス生活を送っていた辻和美被告は、このような大金をどのようにして手に入れたのだろうか。そしてなぜ岡村被告らに送り続けたのか。

検察によると、辻和美被告は、今回の事件で奪った姉の通帳から引き出した102万8000円のうち、少なくとも91万円を知人の岡村被告に手渡したとされる。

いまだなぞの多い事件の裁判。次回は、8日午前10時から証人尋問が予定されている。

RKB毎日放送 記者 浅上旺太郎