お茶をいれるのが「難しい」と感じる海外の人たち

日本では急須でお茶をいれる人は減っていますが、海外では健康志向を背景に緑茶の人気が高まっています。

チェコからの観光客「緑茶はおいしいから好きだよ」
緑茶の輸出額は年々増加。2023年は前年比3割増の292億円で、4年連続過去最高を更新しました。

八女伝統本玉露の生産者や販売者で作る協議会は、2016年からニューヨークや香港などで料理と合わせた試飲会を実施。シェフやソムリエなどから高い評価を受けてきました。ただそこで気が付いたのは海外の人たちが茶葉からお茶をいれることを「難しい」と感じていることでした。
マイナス1度で約10時間かけて抽出

その課題を克服するために開発されたのが、八女伝統本玉露をビン詰めしたボトリングティーです。本玉露の4つの品種をブレンドし、旨みと甘みを最大限に引き出すためマイナス1度前後で約10時間かけて抽出。国内外の高級レストランでの流通を目指していて、3月には東京のレストランでデザートのフルコースと合わせて楽しむイベントも開催されました。価格は1本500ミリリットルで2万7000円。ネット販売のほか、福岡三越にある古賀茶業でも購入が可能です。

古賀茶業古賀公弥子マネージャー「誕生日やクリスマスパーティー、米寿のお祝い時に、店頭では10本ほど、オンラインショップでは50本ほど。海外の方も、アメリカを中心に購入いただいております。玉露ははいれ方が難しいこともありまして、ボトリングティーにすることでお手軽に玉露を楽しんでいただける」







