西日本豪雨から5年になる7月6日、広島県警は行方不明者の一斉捜索を行いました。広島では、いまも5人の行方がわかっていません。警察は、およそ200人態勢で捜索を実施しました。

米田健太郎 記者
「金輪島では警察官たちが海沿いで、手がかりなどを調べています」

広島市沖に浮かぶ金輪島(広島市南区)では、およそ10人の警察官が目視や長い棒を使って手がかりを探しました。一斉捜索ではこれまで河口や現場付近を捜索していましたが、今回、範囲を拡大して初めて島でも実施しました。

広島県警 管区機動隊 井上雄介 第一中隊長
「まだ見つかっていない行方不明の家族の方の思いを第一に考えて、全力で捜索に臨みたい」

三原市を流れる沼田川で、車ごと流され行方不明になっている 保手濱雅洋 さんの母・春美さんは、RCCの取材に対し「私が元気でいる間にほんの一部でもいいから見つかってほしい。奇跡が起こればと思っています。そしてまた同じような災害が起きないようにいつも祈ってます」と話しました。