おろち号関連のグッズは、すでにキーホルダーやミニカーなどが市販されています。

道の駅独自の新たなグッズは、ラストイヤーの1年間限定販売で、おろち号を楽しみに訪れる県内外の観光客に道の駅に立ち寄ってもらうきっかけにしたい狙いです。

この春、おろち号の運転開始は4月1日の予定。その日の発売に向けてマフラータオル、アクリルスタンド、ポストカード、ボールペンの4種類が準備中です。

藤原紘子 駅長
「これは地元の幼稚園さんと小学生さんに描いていただいた、こんな列車が走ってたらいいなっていう絵を描いていただきました。店内に貼って、ちょっとおろち号のラストイヤーを盛り上げようかなと思っています」

道の駅には、地元の園児が描いたおろち号の絵を展示。また、おろち号の思い出などを寄せ書きするコーナーも作られ、ラストイヤーの道の駅は、おろち号一色となりそうです。

道の駅 奥出雲おろちループ 藤原紘子 駅長
「おろち号が愛されているっていうのは、すごくこの道の駅にいてもお客さんの数からすごくよく伝わって来るんですけども。この26年間、おろち号がみなさんにそういう思い出というかを残してこられたっていうことはすごいことだと思うので、本当に感謝の気持ちを込めて最後の年を迎えたいなと」

ラストイヤー限定商品は、みやげ用の菓子を販売する島根・松江市の会社でも開発中です。

しまね寳楽庵 江角功次郎 係長
「おろち号が廃止になるということでぜひ、みなさんに買っていただいて、それで記念にその箱を取っておいていただきたいですね」

長さ72センチ・直径2.5センチの超ロングなバウムクーヘンは、おろち号のイラストを描いた細長い紙箱に入れて販売します。

江角功次郎 係長
「マークの位置とか車体の色とか、そういう所もいろいろと(JRに)ご指導いただきまして、それでできあがったような形になっております」

「奥出雲おろち号ロングバウムクーヘン」は、道の駅奥出雲おろちループのグッズとともに、おろち号の運転に合わせて4月1日に発売され、11月下旬のラストランとともに終了します。

おろち号の後、再来年度からは山陰線で走っている「あめつち」が木次線に乗り入れることになっています。ラストイヤーからファーストイヤーへとスムーズに移行できるか、これから1年間かけて取り組む大きな宿題です。