国の史跡・広島城跡の保存活用方法について検討する専門家の会議が開かれ、発掘調査の途中経過も公表されました。

会議は広島市が4年前に設置したもので、広島大学名誉教授の三浦正幸 座長ら専門家が出席しました。28日は天守へと続く「本丸上段」エリアの整備について意見を交わしました。

このエリアは今後、▽園路や階段のほか▽雨水排水の整備が進められます。整備の着手前には▽地下に残る遺構を調べるための発掘調査を実施します。

委員などからは「石垣を守るためにも排水設備は大切」「ここ1~2年、本丸上段の排水機能が悪化している」といった意見が出ました。

このほか、今年度の発掘調査の途中経過が公表され、天守台付近に築城初期につくられたとみられる、天守へつながる「玄関」の石積みが確認できたことが報告されました。

史跡広島城跡 保存活用会議(広島大学名誉教授)三浦正幸 座長
「軟弱地盤に非常に高い石垣を作った。広島城の価値を高めて、皆に分かってもらえる立派な城にしていきたい」

広島市は来年度末に広島城跡の「整備基本計画」改定版をとりまとめることにしています。