広島市安佐南区の上安地区でまた、指針値を超える有機フッ素化合物=PFAS(ピーファス)が検出されました。住民たちの団体が会見して、市に直ちに対策をとるよう求めました。

上安産廃から安全安心を守る市民の会 坂本裕事務局長
「高濃度のPFASがこんなところからちょろちょろと一般の河川に向かって流れ出ている、そういう状態を放置していいんだろうか。広島市は直ちに対策を取っていただきたい」

18日、会見したのは、市民団体「上安産廃から安全安心を守る市民の会」です。

上安産廃から安全安心を守る市民の会 坂本裕事務局長
「広島市も広島県も『この水がどこから出てるかまではわかりません、というのが公式の発表です。そこが不可解だなと思って、ちゃんと調べてほしいなと思って」

広島市安佐南区の上安地区にある盛り土の下側に流れ出る水を検査したところ、PFASが1Lあたり164.1ngと、指針値のおよそ3.3倍となりました。

盛り土の上部にある産廃処分場の排水が流れる水路などからは、これまでにも指針値を超えるPFASが検出されています。ただし、現状ではPFASの排出を規制する法律はなく、発生源は特定されていません。

今回、盛り土の下側から出た水にもPFASが含まれていたことから、市民の会は、「PFASそのものの排出に規制がないとしても、産廃処分場の排水が、本来決められたところ以外から出ているなら、すでにある法律で規制できるのではないか」として広島市に、対応を求めています。

広島市産廃指導課によりますと、安定型最終処分場の場合は、調整池以外から排水されていても法律違反ではないとして、新たな調査や検査の予定もないということです。