広島駅南口の路面電車乗り場に2日、大屋根が架設されました。これまで屋根のなかった江波行きの路面電車乗り場では、雨を凌げるようになりました。
2日午前0時半、雨が降るなか大勢の人たちが見つめる先には、クレーンに吊られた「大屋根」の姿がありました。今回架設される中央部分は、長さ約27メートル、幅約16メートルで、バスケットコート並みの大きさです。重さは約80トンあり、世界最大級の吊り能力を持つドイツ製のクレーンが使われました。
大屋根は、広島駅前をぐるりと旋回して路面電車乗り場の上部へ。クレーンによって徐々に柱へと近づいていきます。駅ビルに食い込むような形で架設されるため、ビルと接触しないよう、チェーンブロックという機械で角度を微調整しながら慎重に取り付けられました。
大屋根は今後、左右部分の架設が進められ、完成予定の2028年度には、幅が約58メートルになります。
工事を担当した、大林組・広電建設・広成建設JVの佐々田拓海さんは、苦労した点を「2期3期と続いていくため、目地の位置や鉄骨などの高さの調整をシビアにやらないといけなかった点」と話します。これから架設される左右の大屋根は、中央部分の両端にあるグレーのカバーを外して接合されるということです。
前日までの光景から、一夜にして様変わりした広島駅の南口。電車を利用する女性は「1日で付いたのですごいと思った。雨も日も避けられるから良い」と話します。大屋根の見物に訪れた男性は「すごい、今までと全然違う。広島の表玄関として大屋根が完成したら、また良くなるのでは」と期待します。
今後も進化を続ける大屋根。広島の玄関口の新たなシンボルとなりそうです。



































