室町幕府を開いた将軍・足利尊氏を描いたと伝わる肖像画が修復を終え、報道陣に公開されました。

RCC福山放送局 内田博文記者
「戦勝祈願をし、幕府設立の足がかりとなったこの浄土寺で、寺の寺宝がよみがえりました」

足利尊氏とゆかりの深い、広島県尾道市の浄土寺に伝わる肖像画「伝足利尊氏像」です。室町時代に描かれたもので、衣類にある足利将軍家が使った紋「五七桐」から、尊氏と推察されます。

こちらが修復前の尊氏像です。顔には茶色い斑点が「そばかす」のように浮き出ています。

修理を担当した坂田墨珠堂 清水千尋さん
「(絵の具の)上から膠を塗布したものが変質、色が変色しまして」

前回、1978年の修理での膠(にかわ)が、カビに起因して変色していたことが分かりました。また、表装や裏打ち紙を交換し、明るい色調に変わりました。

浄土寺 小林暢善住職
「緻密で精巧な修復をしていただいて、お顔もすっきりと美男子で帰ってこられて」

19日には市が主催するイベントでお披露目されます。