広島県内で養殖されているカキが大量死している問題を受け、19日朝、農林水産省の鈴木大臣が現地を視察しました。

末川記者
「午前9時49分です。鈴木大臣をのせた車がカキの直売所に到着しました。県や市の関係者も出迎えています」

視察に訪れたのは、広島県東広島市安芸津町にある作業場です。カキをめぐっては、東広島市や呉市などの養殖業者から、「8割から9割がへい死している」との連絡が相次いでいます。鈴木大臣は被害状況を確認し、養殖関係者と意見交換しました。

農林水産省 鈴木憲和大臣
「本当にほとんどのものがへい死しているという状況。現場で確認させていただくと、本当に厳しい状況だということは、よく理解させていただいた」

広島県では、「高水温と高塩分にさらされた結果、カキが生理障害を引き起こしたと推定される」としています。