飲食店が連なるJR広島駅西側の「エキニシ」で、火災訓練がおこなわれました。
エキニシでは4年前、大規模な火事がありました。木造の建物が密集していることから、飲食店や住宅27棟を焼きました。火は約10時間後に消し止められ、2人がけがをしました。
その惨事を繰り返さないため、毎年訓練が実施されていて、13日は飲食店の経営者や従業員などおよそ30人が参加しました。参加者は、消火器を使った初期消火の練習などを通じて、万が一、火事が起きた場合にはどうすればよいのか再確認していました。
駅西商業センター自治会長 岡田裕介さん
「昔からやっているお店はもちろん、これから新しく店舗を出される方もいらっしゃると思うので、うまく繋がりを作って同じような防災意識をもってもらえるようにしたいと思います」
広島市南消防署 近重達夫予防課長
「木造建物が密集している地域で、ひとたび火災が起きますと隣の建物に延焼してしまうという可能性が非常に高い状態です。皆さんが火災を起こさないようにしていただくことが一番大事だと思います」
「エキニシ」地区では今後も定期的に訓練をしていくということです。
火事を起こさないためには、常日頃から以下のような注意が必要です。
▼コンロなどを使うときには火元から離れない
▼コンロの周辺に燃えやすいものを置かない
▼油汚れの定期清掃
▼灰皿などたばこの火の管理
また、万が一火事が起きて消火器を使うときには、次のようなことが大切です。
▼室内の視界が悪くなるので、先に逃げ道を確保すること
▼炎ではなく燃えているものを狙うこと

































