記録的に早い梅雨明けと猛暑のため、県内の一部のダムでは貯水率が低下していましたが、三連休の大雨で大幅に回復しました。

中国地方整備局によりますと7日時点の貯水率は、安芸高田市の土師ダムで47.7%。三次市の灰塚ダムで61.5%などとなっていました。ことしは異例に早い6月27日に梅雨明けとなり、気象庁の観測では先月の降水量が安芸高田市美土里で平年のおよそ24%でした。しかし、三連休を中心に降り続いた雨で土師ダムの貯水率はほぼ100%に回復しました。
また、灰塚ダムでは国が農業用水や上水道などに関する取水制限を、15日から始める計画でした。しかし、その灰塚ダムでも貯水率は100%に達しています。
中国地方整備局は「ダムの貯水率が回復してもむだづかいをせず、水資源を大切にしてほしい」と呼びかけています。