広島市はことし7月にオープンする予定だった広島競輪場について、事業者からスケジュールの変更を伝えられたと明らかにしました。
広島競輪場は、老朽化のため2023年から再整備が行われていて、スポーツパークなどを併設した新施設がことし7月にオープンする予定でした。
市によりますと、再整備事業を請け負った「チャリ・ロト」から原材料の品薄や人件費の高騰などの理由からオープンの予定を変更したいとの申し出があったということです。計画の変更によって、競輪再開はことし11月に、スポーツパークのオープンは来年3月に延期するということです。
また、5階建てを予定していた選手宿舎兼ホテルは4階建てに変更するとしています。
市は費用負担に変更はないことなどから申し出を受け入れたうえで、「事業者には最小限の延期で整備を進めてもらう。市民には申し訳ないが、引き続き期待を寄せてもらいたい」とコメントしています。