新型コロナが5類に移行して2回目の夏。梅雨も明けて子どもたちも夏休みに入り本格的な夏の到来です。

みなさん、旅行などどんな夏休みを計画しているんでしょうか。街で聞きました。街録(7月14日)
広島市の家族
「旅行の予定はあったけどキャンセルして近場で遊ぶことにした。あまりにも旅行代が高くなりすぎてボーナスが飛んでしまうから」
カープファン友だちという2家族は―
母親(福山から)「夏の予定はカープ一色です。娘が大学で広島で一人暮らし、宿です」
母親(徳島から)「娘が受験なので、ことしはセーブかな」
娘(徳島から)「行くとしたらオープンキャンパスで中国地方に行くときについでに野球を見に行きます」
20代会社員
「ライブで来週、神戸に。大阪にもライブで行きます」
学生(19)
「夏は友だちとライブに行こうと思ってます。大阪に行けたらなって思っています。エンハイフンというグループが好きなので。ふだんはあまりお金を使わずに節約して、バイト代を全部、旅行など友だちとの計画に使えるようにしています」
会社員(22)
「出身が埼玉で、広島に来たのが5月なので車でどこかに行こうかな」
夫婦で車日帰り旅行
「下関の花火大会くらいですね。両方から、門司と下関の両方から花火が上がるので、それを見に行きます」
20代会社員(岡山から)
「徳島の阿波踊りに行きます。地元が徳島県で友だちと一緒に行こうかな。海外は、韓国やバリ、マレーシアとか行けたら行きたいですね」
― ことし行かない?
「円安もあるので」
広島市の親子
「温泉に行きたいと言っているので愛媛県に行けたらと思っているんですけど。2年前にUSJに連れて行ってCMでもよく見たら行きたいと言っているのでお金を貯めて行けたらと思っています。物価高の影響が一番大きいなと思うんですけど」
JTBによりますと、ことしの夏休みの全国の総旅行者数は6975万人と推計。物価高や円安などで去年と比べて減少すると見ています。このうち、国内旅行者は6800万人で、前年を割り込み、1人あたりの平均費用は4万2000円で去年と同額です。

一方、海外旅行者は175万人で物価高や円安の影響を受けつつも前年並みで新型コロナ前の65%です。平均費用は23万9000円とみています。では広島での傾向についてJTBに聞いてみました。

【海外旅行は・・・】
JTBトラベルゲート広島紙屋町 大都詩奈 さん
「広島発ですと、昨年に比べると海外旅行は特に好調です。ただ、今は物価高騰や円安の影響もあって、短い日数で行ける3泊4日とかのアジアの方面が特に人気になっています。あとは前から人気のあったハワイですとか、長期の長い滞在のヨーロッパの方面もかなり増えてます」


ヨーロッパ方面は、パリオリンピックの影響で関心が高いそうです。
JTBトラベルゲート広島紙屋町 大都詩奈 さん
「コロナ前にずっと検討されていたお客さまが行けるようになって、やっぱりもう行ってしまおうと決断される方は多いので、円安だけど行かれる方はすごく多い傾向にあります」

【国内旅行は・・・】

JTBトラベルゲート広島紙屋町 大都詩奈 さん
「物価高の影響もあって国内旅行も価格自体は上昇している傾向にあるんですけれども、それでもやっぱり海外に比べると国内旅行の方が行きやすいので、今ですと広島発のお客さまもテーマパーク、東京ディズニーリゾートですとかユニバーサルジャパンのテーマパークのエリアがすごく多い傾向にあります。できるだけ価格を抑えるという感じで、できれば平日の旅行を選ばれたりとか、あとは安い方面を選択されたりするなどして、工夫しながら旅行されているお客さまが多いようです」

― 広島も海外旅行が増えているんですね。コロナ禍で我慢していた分、旅行需要は高まっているようです。
とはいえ、物価高騰の影響もあり国内旅行は1泊2日や2泊3日の短い期間が人気で海外旅行も3泊4日など短い日数が主流だそうです。また、広島空港から直行便がある沖縄や羽田、韓国、台湾などが人気だということです。

JTBによりますと交通と宿泊、食事などがセットになった割安プランを利用するのもオススメだということです。