広島県内企業の夏のボーナス支給額は、正社員の平均が54万9000円で、前年より4.4%増える見込みであることが分かりました。

ひろぎんホールディングスが297社の調査結果を公表。製造業平均は66万8500円(前年比+5.2%)、非製造業平均は43万4900円(同+3.4%)です。

夏のボーナス支給額は、新型コロナの感染が拡大した2020年にマイナス6.2%と大きく落ち込みましたが、2022年からプラスに転じました。

去年は4.1%増で、4%を超えるのは2年連続となりました。支給の決定要因(複数回答)で最も割合が高いのは「決算の状況」(63.8%)で、次いで「従業員の士気向上」(54.6%)となっています。

人手不足感の強まりを受け「人材の確保」(29.1%)が2年連続して上昇。物価高を受け「物価の動向」(16.3%)も2年連続で上昇しています。

ひろぎんホールディングスでは「賃上げとボーナス増の持続性に引き続く注視していく」としています。