今年、上半期の広島県内の倒産件数が、半期ベースでは過去10年の中で最多だったことがわかりました。

帝国データバンク広島支店によりますと、ことし1月から6月までの県内の倒産件数は106件。前年同期に比べ41件多く、2年連続で前年を上回りました。倒産件数が100件を超えるのは2018年の下期以来です。
内訳は「小売り」が33件と最も多く、「建設」が21件となっています。負債額が「5000万円未満」の倒産が51件で、およそ半数を占めています。

また、従業員が10人未満の中小零細企業は91件と全体の8割以上を占めています。
帝国データバンクでは「『ゼロゼロ融資』など資金繰り支援が終わり円安の進行による物価上昇が続く中、慢性的な人手不足もあり、事業継続を断念するケースが増えている」ためとしています。
