大分市の水族館「うみたまご」で海の生き物たちのユニークな一面をみることができる新しい企画展が始まりました。
大分市のうみたまごで開催中の企画展。その名も「食べモン」。食べると生き物をかけあわせたタイトルです。ユニークなえさの食べ方をする海の生き物について知ってもらおうと初めて開かれました。
展示されているのはウニやイソギンチャクの仲間など5種類の生き物です。
(うみたまご 飼育部魚類グループ・太田頌悟さん)「オオモンカエルアンコウは普段は岩に擬態をして、えさとなる生き物たちが近くに寄ってきたりするのをじっと待ち構える。そのために岩っぽい形状をしています」
オオモンカエルアンコウは頭にあるエスカと呼ばれる2センチほどの器官をふり、えさと勘違いして近づいてきた生き物をおびきよせると、一瞬にして吸い込みます。
このほか日本全国に広く分布するマヒトデは中心部にある小さな口から胃袋を出して獲物をとらえます。
(太田頌悟さん)「アサリなんかも大好物で、上にのって足を使ってこじあけます。こじ開けた隙間に胃袋を突っ込んで身だけ溶かして食べちゃう」
胃袋を出すことで口に入らないような大きな獲物も食べることができるそうです。
この企画展は4月21日まで行われます。