フルーツに匹敵するほど甘さを蓄えた塩熟トマトが旬を迎え、大分県佐伯市の農園で本格的な収穫が始まっています。

甘味や旨味がぎゅっと濃縮された手乗りサイズのトマト。佐伯市木立のげんきファームでは塩水を使った水耕栽培で「塩熟トマト」を育てています。

通常のトマトが糖度5度に対し、塩熟トマトは水分の吸収率を極限まで抑えているため糖度が10度前後とフルーツのような強い甘味が特徴です。園ではトマトの出荷が去年12月から始まり、7日も60キロほど収穫したトマトの糖度を測ったり磨いたりして準備を進めました。

園によりますと今年は暖冬の影響で糖度が上がる時期が遅れましたが、2月に入ってからは例年通りの甘さになっているということです。

(げんきファーム・管理者 五島俊雄さん)「がぶっと生でかぶりついていただいて、トマト本来のシャキシャキとした食感と、甘味旨味の濃い味を味わっていただきたい」

塩熟トマトの収穫は5月まで続き、県内のスーパーやインターネットで販売されるほか、ふるさと納税の返礼品としても発送されます。