大分県内で去年、労働災害による死者数が16人と過去10年間で最多になったことを受け、大分労働基準監督署が緊急パトロールを実施しました。

このパトロールは大分労働局が指定した「県労働災害防止緊急対策強化期間」の一環として実施されました。大分労働基準監督署の職員6人が6日、大分市青崎の南日本造船を訪れました。一行は、実際に県内で起きた労働災害事例を踏まえて、クレーンからの積み荷の落下や高所からの転落について防止対策がとられているかを確認しました。

(大分労働基準監督署・池辺雅文署長)「自分の職場でそれぞれどんなリスクがあるのか、どんな危険が潜んでいるのかということを労使の皆様で見ていただいて安全安心な職場の実現を図っていただきたい」

大分労働基準監督署は労働災害防止に向け期間中、パトロールの回数を増やし呼びかけを強化します。