大分市の元会社員、五條堀美咲さん(31)が行方不明になってから26日で7年が経ち、両親と警察が改めて情報提供を呼びかけました。
五條堀さんの父親:
「おはようございます娘を探しています」
26日は両親や警察が五條堀さんの住んでいたアパート周辺など大分市内5か所でチラシを配りながら情報提供を呼びかけました。

大分市の元会社員、五條堀美咲さん(31)は2016年9月25日の午後11時半ごろ、自宅アパートに遊びに来ていた友人の女性が帰宅したあと、行方が分からなくなりました。捜査関係者によりますと、五條堀さんは友人が帰ったあと、翌26日の午前1時ごろまで複数の友人とLINEを使って連絡をとっていたということです。

五條堀さんの父親:
「娘が大分で働き始めて1年半後に行方がわからなくなった。毎月実家に帰ってきていたが、まさかこんなことになるとは夢にも思わなかった」
「いつの間にか7年が経ったが、美咲がいなくなった日時が報道されることで、思い出してくれる人がいるかもしれません。1日も早くどうにか見つかってほしい気持ちです」
県警はのべ4万2300人を動員し捜索を続けています。これまでに五條堀さんが所持しているとみられるバッグやスマートフォンを公開。100台の以上の防犯カメラの映像を回収して分析しました。

また、2019年にはアパート近くにある公園内の池で、当時の刑事部長が立ち合いのもと、捜査員が池の水を抜きながらスコップで土を掘り返して所持品の捜索にあったたほか、五條堀さんのSNS上の知り合いなど200人以上から直接事情を聴くなどしてきました。

県警の今年9月の定例会見で、足達竜二生活安全部長は「行方不明の受理当初から事故・事件の面も含めて発見活動に努めてきたところであります。引き続き五條堀さんに関する情報提供をお願いしたい」と述べました。
ことし8月末までに312件の情報があり、今年に入って8件寄せられていますが、有力な手がかりは得られていません。
【情報提供先】大分東警察署 097-527-2131