大分県日出町で13日から2日間、「城下かれい祭り」が4年ぶりに開催されます。イベントを前に「城下かれい」の魅力を紹介します。

「城下かれい祭り」は普段なかなか口にすることのできない料理を期間限定の特別価格で提供しようと開催され、今年は4年ぶりに通常規模で実施されます。

城下カレイは別府湾の淡水と海水が混じった水域で育つマコガレイのことで、江戸時代には徳川家に献上されていた高級魚です。5月から7月にかけてが最もおいしい時期とされ、イベント期間中は多くの人が訪れます。

一般社団法人ひじ町ツーリズム協会・八汐里美さん「城下かれい祭りが4年ぶりに開催され、イベントが盛りだくさんとなっています」

イベント当日の「賞味会」はすでに予約でいっぱいということですが、町内の5つの店でコース料理を味わうことができます。このうち創業72年の老舗「割烹 能良玄家」では、一切れの身に2度包丁の刃を入れてさばく「2段引き」をすることで歯ごたえ良く仕上げています。

店の看板メニューは「城下かれいミニセット」(4180円)。城下かれいの刺身、煮つけ、からあげのほか、ごはんと吸い物がついた贅沢な一品となっています。

割烹 能良玄家・松本昇さん「お手軽に食べられるようなコースになっているのでカレイが旬のこの美味しい時期にぜひ食べに来ていただきたい」

4年ぶりとなる「城下かれい祭り」。13日と14日は日出城址周辺と日出港をメイン会場に様々な催しを開催。日出町の観光親善大使に任命されたマークパンサーさんのDJライブのほか、魚のつかみどりやかれいの稚魚の放流体験などもあり、にぎわいをみせそうです。