軍服のポケットに忍ばせた写真
戦争の悲惨さを次世代に受け継ぐため、小野さんは3年前から「平和の語り部」としての活動を始めました。
小野さん:
「父は私の写真を軍服の内ポケットにしまい、毎朝取り出して『おはよう』と声をかけていたそうです。それ以来、遠くにいた父が一番身近にいて、私を守ってくれていることに気がつきました」
「今は娘も結婚し、孫も2人穏やかな生活を送っていられるのも、亡き父、母、主人が見守ってくれていると思います。お父さんには、この話を世間に伝えることが親孝行になるんかなと。そのために語り部をやはり続けなければいけないという思いです」
小野さんの娘・利子さんは、とともに、家族の思い出が詰まった近所の神社へと足を運びました。

娘・利子さん:
「戦争で亡くなったおじいちゃんの話を小さいころから聞いているので、身近に感じています。そばで見守ってくださいということを思いながらお参りしています」
小野さん:
「大きい希望じゃなくても、みんなが平凡な1日が過ごせればいいと思っています。戦争をしてはいけないという気持ちになってほしいし、それが私たちの望みです」
終戦から81年。小野さんは静かに、力強く訴えます。






















