貸会議室事業を幅広く展開しているティーケーピーの河野貴輝社長にコロナ禍を乗り切った戦略をききました。

大分市出身で、大分雄城台高校から慶應義塾大学を卒業した河野貴輝社長。2005年に株式会社ティーケーピーを設立し、現在国内外で422の施設を運営する貸会議室事業を主軸にレンタルオフィスや宿泊事業を展開しています。


2012年にトリニータのスポンサーになると、19年からは筆頭株主に。去年5月、ユニフォームの胸スポンサーになり改めて地元のトリニータの素晴らしさを実感したと語ります。

河野社長 SNSでもサポーターの生の声がダイレクトに伝わってきてやはり大分トリニータは違うなと。サポーターとチームが一致団結しているというか非常に熱い思いを本当にひしひしと感じました。


経営者として幾度の危機と向き合ってきた河野社長。難局を乗り越えるには冷静にタイミングを見極めることが重要だと話します。

河野社長 何事も良いときだけじゃないですから悪いときにはある程度小さくはしながらも体力を温存してファイティングポーズだけは持っておいて、行けるときに一気に畳みかけて、逆張りで攻撃する。これはサッカーでも同じだと思います。

河野社長は大分の様々な魅力がコロナ禍からの経済再生に活かせると話します。

河野社長 ここからやり直しというか再生できるとおもう。大分の場合は要のサッカーというエンターテインメントがあって、そして海の幸山の幸と資源もある。温泉という観光資源もある。これをうまく組み合わせた形にして日本と世界にアピールできる。それだけの力があると思いますので私も微力ではありますけど大分、別府そして大分県に関わる事業にこれから出ていきたいと思う。