大分県内の酒蔵が仕込んだ清酒の出来栄えを審査する「きき酒会」が大分市で行われました。

このきき酒会は酒造メーカーの技術向上を目的に県酒造組合が毎年行っています。

ことしは県内を中心に15の蔵元から去年秋以降に仕込まれた清酒の大吟醸や純米酒など87点が出品され、18人の審査員がコップに注がれた清酒を口に含み味や香りのバランスなどを評価しました。

(県酒造組合 久家里三会長)「今年はうま味の多いしっかりしたお酒が多いように感じます。皆さんで勉強しながら、良いお酒を出していくっていうことが一番だと思います」

県酒造組合によりますと、県内で去年1年間に出荷された清酒の量は1758キロリットルで、コロナ禍前と比べると8割程度ですが、前年と比べると回復傾向にあるということです。